不動産を売却した人に、理由と体験談をQ&A形式で質問してみました

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今回はマンションと土地を売却した経験のある5人に体験談をお聞きしました。不動産の売却を経験したことのある人はそれほど多くありませんし、ほとんどの人が初めての経験です。

まずは自分の不動産を査定してもらって、対応の良かった不動産会社を通せば、それほど大変なものでもありません。不安のある方やどんな流れで売却するのかを知りたい方は、今から紹介する5人の体験談をぜひ参考にしてください。

以下のリンクをクリックすると、その体験談のページに移動します。

思ったよりも高値でマンションが売れました

マンションの売却をされたAさん。意外と高くマンションが売れたそうですが、すぐに買い手が見つかるとは思わなかったようで買い手が見つかってからすごく慌ただしかったとのことでした。ここではマンションを売却が完了するまでの流れをお聞きしました。

以下、質問(-)と回答(Aさん)になります。

– 売却を決意した後、まずは何をしましたか?

Aさん 住んでいるマンションは築25年の古いマンションでした。親族から相続した物件で、間取りが今ひとつ気に入っていなかったので、軽い気持ちで三井のリハウスに査定をしてもらいました。

– リハウスさんには、何と言われたんですか?

Aさん 即座に返事がきたんですが、住んでいたマンションを欲しがっている人がいるということでした。

– スゴいタイミングですね。価格などは提示されましたか?

Aさん その価格がびっくりでした。築25年も経っているので、大した額にはならないだろうと踏んでいたのですが、親族が購入した時点の価格とほとんど変わらない価格を提示されたのです。

– それは良かったですね。すぐに売却の手続きを?

Aさん いえ嬉しい誤算でしたが、実のところ、そこまで本気で売却する気がなかったので、次住むところをどうしようとそちらの方が気になりました。

– 新しく家を買うとなるとローンもありますし、賃貸と言ってもすぐに決められるものではないですもんね・・・。

Aさん 家族に相談したところ、せっかくこの価格を出してくれているし、しかも買い手も決まっているというのは滅多にないのでこの際売却した方がいいとの結論に達しました。それからというもの、本当にバタバタ、ともかく住むマンションを探すのに奔走しました。

– 新しく住む家は賃貸ではなく、持ち家を予定されていたんですか?

Aさん 将来的には持ち家を考えていましたが、とにかく時間がなくて・・・。今度は自分が本当に気に入った物件にしたいですから、妥協もしたくありません。とりあえずは賃貸で過ごすという選択をすることにしました。思わぬ価格で売却できて嬉しかった反面、その後が本当に大変でした。

– Aさん、どうもありがとうございました。

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不動産会社を見つけるのに紆余曲折を経ました

中古マンションの売却をされたBさんの体験談です。Bさんはネットで探した不動産会社に連絡したものの、すぐに対応してもらえなかったそうです。その後ご自身で不動産会社を探し始めたものの、対応の良い不動産会社を探すのに少し苦労したとのことでした。

以下、質問(-)と回答(Bさん)になります。

– まずは売却に至った経緯を教えてくさい。

Bさん 子供ができたため、主人が結婚前から所有していたマンションを売却することにしました。簡単には売れないだろうなと思ってはいましたが、想像以上ですね。

– 想像以上、とはどんな点が?

Bさん 中古マンションの売却は大まかな流れは、まず不動産会社にアポをとり査定してもらう。次に、媒介契約。それから、やっと買い手探しが始まります。売買契約が決まれば、引渡しをして完了。売れるか売れないかの前に、売却を任せる不動産会社を決めるのが大変でした。

– 不動産会社はどうやって探されたのでしょうか?

Bさん 初めはネットで探したところにアポをとったのですが、すぐ対応してくれなくて。業を煮やして、一社にしぼりこんでも仕方ないからと片っ端から、査定をお願いしました。

– 最終的に、どうやって選ばれたのでしょうか?

Bさん 結局はチラシがよくポスティングされていた地元の会社にお願いしました。お話を聞くと、会社によって売り出しの得意な物件、不得意な物件があるそうです。単身向けがメインなど、売り出し中の物件の傾向を見て不動産会社を選ぶとすんなり進みやすいとのことでした。

– どれくらいの価格を希望されましたか?

Bさん 早く売却を決めたかったので、必要なお金を考えた上でギリギリの安値で希望を出しましたが、それもあまり良くないと言われました。安値すぎるとトラブルになるような買い手さんも集まってしまい、逆に長引く可能性もあるようです。また、事故物件と勘違いされ敬遠されることも。

– 高くもなく安くもない、相場価格ということですか。すぐに買い手は見つかりましたか?

Bさん なんとかお腹の赤ちゃんに負担にならない時期に引き渡しと自身の引越しも完了できました。新婚生活を送った思い入れのあるマンションだったので、後悔することなく売却できて良かったです。

– Bさん、どうもありがとうございました。

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欲を欠かずに冷静に分析する人が得をします

親戚の土地の売却を手伝うことになったCさん。しかし、土地の売却が頻繁に行われるような地域ではなかったために不動産会社からは低い土地価格を提示されます。それがCさんはどれくらいの土地価格なら納得できるのかを冷静に分析し、そのことが土地売却の成功に繋がった体験談です。

以下、質問(-)と回答(Cさん)になります。

– 売った土地というのはCさんの土地ですか?

Cさん いえ、親戚の土地の売却をお手伝いしました。

– 何か理由があったのでしょうか?

Cさん 実は大きな借金があり、その返済に土地の半分を売り、残りの半分で親戚の者が家を建てて住むという状況でした。バブルの頃には億単位の価格を提示されたことのある土地でしたので、持ち主は強気一辺倒の値付けをしたがりましたが、路線価を見る限り、既に価格は1/4になっており、さらに路線価より安くなる可能性もあると言うことを踏まえ、ともかく現実的な値付けを説得しました。

– 不動産会社には、どれくらいの価格と?

Cさん 土地の値段は近隣で一定数の売買実績がないと決まらないと言われました。その土地は古い住宅地で、周りもずっと昔から同じ人が住んでいるという具合でしたから、いくら調べても売買実績がありません。こうなると不動産会社は,低めの単価をつけてきます。

– かなり低い金額を提示されたのですね。

Cさん はい。こういう時、値段をつり上げようとしてもなかなかうまくいきません。近隣に実績がないので、意見を通そうにも根拠がないのです。そこで逆に、そのとき自分がいくら必要なのかを考えました。

– 必要な金額とはどれくらいを目安に?

Cさん 当然借金を返さなければなりません。その上で、親戚の住める新しい家も建てなければなりません。こうした必須の条件を整理し、その上で必要なお金を計算しました。すると坪単価が、ほぼ不動産会社の提示額に一致したのです。そこでここをボーダーラインとして、ほんの少し高めの所から初めて交渉しました。

– しっかり目標を決めてから話されたのですね。交渉はうまくいきましたか?

Cさん 結局ほとんどボーダーライン近くで決まりました。しかしこうやって見切りをつけたことで、良いことがありました。

– 良いこととはどんなことでしょうか?

Cさん ひとつは、滞っていた借金の始末の役にたったことです。入金が確定したことで、返済計画をこちらから提示できたことで、交渉を有利に運べたのです。もうひとつのメリットは、全ての売却が済んでからわかりました。実はその半年後に、土地の値段が下がり始めたのです。

– なぜ下がったのですか?

Cさん この売却が起こる少し前に、それまで低迷していた土地の値段が上がり始めていたそうで、不動産会社としてはそろそろ商売に結びつけたいという意欲があったようです。この土地高騰はまだまだ続くと思われていて、実はそのことが親戚の強気な値付けの根拠でもありました。しかしこの高値は思ったより長く続きませんでした。

– 土地価格の下落が始まったのですね。

Cさん はい。売却した直後から今に至るまで、この近隣の土地の値段は下がったままです。あの時、欲をかかずに手早く決めたことで結局得をした形です。

– 具体的な目標金額を決めてから交渉されたのも大きかったでしょうね。

Cさん その土地が売却されてのち、周りの家も続々と売却し、現在では半分ぐらい持ち主が入れ替わりました。どうやら親戚の土地の売却が呼び水になったようです。

– Cさん、どうもありがとうございました。

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交渉を織り込んだ土地価格の設定

つい最近、土地の買い手が見つかったDさん。土地の売却は家やマンションと比べて相場が変動しやすいため値段設定が難しいのが特徴です。今回はその土地の値段を設定する上での注意点をDさんにお聞きしました。

以下、質問(-)と回答(Dさん)になります。

– 買い手が見つかったとのことですが、どれくらい掛かったのでしょうか?

Dさん 我が家の土地にようやく買い手が見つかりましたが、売りに出してから10か月ほどかかっています。

– 売りだした時の金額で売れましたか?

Dさん 結局、最初に売りに出した金額から値引き額310万円で決まりました。それでも一応我が家の希望金額にはギリギリ入っての販売です。

– 理想とは言わないまでも希望は通ったわけですね。

Dさん 土地の値段は一応基準の価格はありますが値段をつけるのは売主さんの希望価格になります。値引きはあって当たり前の世界です。長い間売れなければ値段を下げて販売をすることになるかもしれません。ですので値段を決めるときに注意すべき点があります。

– どんなことでしょうか?

Dさん とりあえず希望の価格なので地価や周りで販売している土地の価格を参考にして当たり障りのないくらいで高い値段をつけます。この時すでに今買い手が決まったとしても端数値引きはあるかもしれないという気持ちで価格設定するのです。

– 最初から少しは値引きされても問題ない価格に設定するわけですね。

Dさん 値引きなしで売れたらそれはもう運が良かったとしか言いようがないです。また、長期間売れなかった場合にどの位価格を下げていくのかもシミュレーションして価格は設定しておきます。

– シミュレーション通り進みましたか?

Dさん 我が家の場合は販売価格こそ下げませんでしたがもう時間も経っていましたし、売りたかったので価格を下げたときのシミュレーションをしていた価格マイナス10万円で気持ちよく購入してもらいました。

– 交渉の想定と値下げのシミュレーション、参考になりました。

Dさん 土地は値段交渉があって当たり前のものなので値段のつけ方はよく考えて販売するといいです。

– Dさん、どうもありがとうございました。

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賃貸にしていたマンションを売却しました

中古マンションを売却されたEさん。売りに出したマンションは住み続けていたわけではなく、賃貸にしていたとのこと。借り手が見つかりにくくなったので、ローンの一括返済のために売却されたそうです。

以下、質問(-)と回答(Eさん)になります。

– 売却をされたのはいつ頃でしょうか?

Eさん 数年前に川崎に持っていたマンションを売却しました。

– どんなマンションだったのですか?

Eさん 2DKで42㎡ほどのマンションで、当時でだいたい築20年です。バブル期のものなので、洗面台にシャンプー用のシャワーがついていたり、ちょっと贅沢なところのある作りでした。川崎駅からはちょっとありますが、京浜急行の八丁畷駅からは歩いて3分ほどの立地です。

– 良さげなマンションですね。購入した時の価格はどれくらいだったのでしょうか?

Eさん 中古で今から20年ほど前に築5年で購入したのですが、その頃はまだ値段が高くて3000万円ぐらいかかりました。

– では15年ほど住まれていたわけですか。

Eさん いえ、しばらく家族で住んだあと10年近く人に貸していました。ただその人が出て行ってしまい、なかなか次に借りてくれる人が見付からず、改装費も管理費もかかるということで、まだローンが1000万残っていたので、その一括返済のために売却することにしました。

– 買い手はすぐに見つかりましたか?

Eさん だいぶ不動産価格が下がっていた時だったので買った値段の半分以下で売りに出し、何とか買い手がつきました。相場より少し安くしたことと、築年数がそれほど経っていなかったこと、見た目はキレイだったので、買い手がついてくれたようです。思っていたより早く売れたので助かりました。

– 仲介してもらった不動産会社はどのように探されましたか?

Eさん 不動産屋さんは地元のところに頼みました。地元に詳しくて親切だったのです。

– 売却価格は満足いくものでしたか?

Eさん 売却ができたので住宅ローンはなくなり、少しだけですが手元に残りました。ローンがなくなったのは助かったです。

– Eさん、どうもありがとうございました。

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まとめ

いかがだったでしょうか?今回は売却がうまくいった方を中心に体験談をお聞きしたので、全ての方が納得の行く形で不動産を売却しています。

個人的な印象ですが、今回質問した5人の方が不動産を納得行く形で売却できた最大の理由は、不動産会社に任せっきりではなく自分で考えて行動した点にあると思います。その上で不動産会社をうまく利用することが不動産の売却に成功する近道なのかもしれません。

分からないことばかりだと足がすくみがちですが、疑問や分からない点を残しておくよりも、積極的に質問したり行動することで不安を取り除くようにしましょう。

また家を売却した9人の方に体験談を聞きましたので、こちらも参考にしてください。

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